聖書箇所:使徒の働き15章36ー41節
そして激しい反目となり、その結果、互いに別行動をとることになって、バルナバはマルコを連れて、船でキプロスに渡って行った。パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて出発した。使徒15章39-40節
バルナバは、マルコとも呼ばれるヨハネと一緒に、2回目の宣教旅行に出かけようとしました。ところがパウロは、1回目の宣教旅行において、途中でいなくなったような者は一緒に連れて行かないほうがよいと考えました。
それで激しいにらみ合いになり、結局互いに別行動をとることになりました。
パウロは即戦力と期待されるシラスという人物を選び、先に主のことばを伝えた町々を尋ね、諸教会を力づけました。バルナバは、パウロが見捨てたマルコを連れて、船でキプロスに渡って行きました。
別行動によって、同時並行的に教会形成、つまり人育てがなされていきました。
後にマルコは、イエス・キリストの福音をいち早くまとめ、福音書を執筆するほどの人物となりました。
バルナバのように、捨てられた者を拾い、決してあきらめずに私たちを育て上げてくださる神。それが私たちの主イエス・キリストです。