聖書箇所:使徒の働き10章24ー48節
「これで私は、はっきりわかりました。神はかたよったことをなさらず、どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行なう人なら、神に受け入れられるのです。神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え、イスラエルの子孫にみことばをお送りになりました。このイエス・キリストはすべての人の主です。使徒の働き10章34-36節
ヨッパの海辺に滞在していたペテロは、使者たちと共にカイザリヤにあるコルネリオの家を尋ねました。ローマの軍人でありながら、敬虔な信仰者であったコルネリオは、家族だけでなく親族や親しい友人たちも呼び集めて、ペテロを待っていました。
出迎えたコルネリオは、ペテロの足もとにひれ伏して拝みました。ペテロは彼を起こして、「お立ちなさい。私もひとりの人間です。」と言いました。ペテロを招いた理由をコルネリオが語った時、ペテロは上記の言葉を語り始めました。
すべての人の主であるイエス・キリストについて、ペテロが語り続けていると、みことばに耳を傾けていたすべての人々に、聖霊の賜物が注がれました。割礼を受けていない外国人たちが聖霊を受けたことに驚いたペテロは、「いったいだれが、水をさし止めて、この人たちにバプテスマを受けさせないようにすることができましょうか。」と語り、イエス・キリストの御名によってバプテスマ(洗礼)を受けるように彼らに命じました。