聖書箇所:使徒の働き12章1ー17節
こうしてペテロは牢に閉じ込められていた。教会は彼のために、神に熱心に祈り続けていた。使徒の働き12章5節
教会が神に熱心に祈り続けた時、その祈りはきかれ、信じられないほどの出来事が起こりました。
ヘロデ王(ヘロデ・アグリッパ一世)は、ヨハネの兄弟ヤコブを殺し、ペテロも捕えて牢に入れました。その時教会は、ペテロのために、神に熱心に祈り続けていました。
厳重な警戒の中、牢に閉じ込められていたペテロは、主の御使いによって奇跡的に救出されます。その後ペテロは家の教会へと向かいました。そこは立派なチャペルではなく、マルコ・ヨハネの母マリヤの家でしたが、大ぜいの人が集まって、祈っていました。
ペテロが入り口の戸をたたくと、ロダという女中が応対に出てきました。ペテロの声だとわかると、喜びのあまり門をあけもしないで奥へ駆け込み、ペテロが門の外に立っていることをみなに知らせました。
彼らは、「あなたは気が狂っているのだ。」と言い、彼女はほんとうだと言い張りました。そこで彼らは、「それは彼の御使いだ。」と言っていました。その間ペテロは扉をたたき続けていました。彼らが門を開けると、そこにはペテロ本人が立っていました。