聖書箇所:使徒の働き7:46ー60
そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。「主よ。この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、眠りについた。使徒の働き7章60節
捨て身で神のことばを語ったステパノは、キリスト教会の歴史において、最初の殉教者となりました。
上記のみことばは、ステパノが地上の人生を終える最期に叫んだ、勝利のことばです。
ステパノが一生懸命祈っている彼らは、その時、怒りと憎しみと殺意に歪んだ恐ろしい形相で、次々にステパノに大きな石を投げつけていました。
しかしステパノは、そのような彼らの罪を、彼らに負わせないでくださいと、祈ることができたのです。
人はいと高き方・主イエス・キリストにならう日常生活の中で、少しずつキリストのように変えられる。そして人は、遂に憎しみよりも強い愛に生きることができる。愛と勝利の高嶺に登ることができる。
ステパノは身をもってそのことを実証し、一粒の麦として、しばらくの間、眠りについたのでした。そしてそこには、サウロという青年がいました。