エステル記

Thu, 24 May 2007 08:27:23 JST (3656d)

聖書66巻

エステル記に見られる集中構造

A:諸国にまでおよぶ王の権勢(1:1−12)

B:王の布告(1:13−22)

C:エステルの王妃即位−祝宴、諸州には休日と王にふさわしい贈り物の配布(2:1−18)

D:王の命令で木に掛けられる二人の侍従(2:19−23)

E:ハマンの栄誉(3:1−2)

F:ハマンを恐れぬモルデカイ(3:2−5)

G:ユダヤ人抹殺を図るハマン(3:6−9)

H:ユダヤ人抹殺の勅令(3:12−15)

I:民族的破局に対するユダヤ人の悲嘆と叫び(4:1−3)

J:王への嘆願をエステルに勧めるモルデカイ(4:8−14)

K:死を恐れないで王の前に出ようとするエステル(4:16)

L:最初の酒宴での王の誓いとエステルの返答(5:4−8)

M:心楽しく王宮を出るハマン(5:9)

N:ハマンの自慢(5:10−12)

O:モルデカイの処刑を謀るハマンたち(5:14)

  • P:年代記でモルデカイの過去の功績に気付く王−核(6:1−3)←分水嶺

O’:モルデカイの処刑を王に上奏しようとするハマンたち(6:4)

N’:ハマンの屈辱(6:6−11)

M’:嘆きながら家に帰ったハマン(6:12)

L’: 二度目の酒宴での王の誓いとエステルの返答(6:14−7:4)

K’:恐れて命乞いをするハマン(7:6−7)

J’:王に対するエステルの嘆願(8:3−5)

I’:民族的破局に対するエステルの憂慮と訴え(8:6)

H’:ユダヤ人保護の勅令(8:9−14)

G’:破局を免れえたユダヤ人(8:15−17)

F’:ユダヤ人を恐れる民(8:17−9:2)

E’:モルデカイの栄誉(9:3−4)

D’:王の命令で木に掛けられるハマンの十人の子(9:14)

C’:プリム祭の制定−祝宴と喜びの日、互いにごちそうを贈り、貧しい者に贈り物をする日(9:17−28)

B’:モルデカイとエステルの布告(9:29−32)

A’:諸国にまでおよぶ王の権勢(10:1−3)

参考文献:森彬『聖書の集中構造・上 旧約篇』、ヨルダン社、1991年、pp.108−110

野町真理 2005/09/29