その独り子、イエス・キリスト
イエス・キリスト。
これは、「イエスがキリスト(救い主、メシヤ)である」という単純明快な信仰告白です。 (イエスが名前でキリストが名字というわけではありません^・^)
キリスト教会が「我信ず」と告白する信仰の対象は、 イエス・キリストによって啓示された、 全能の父なる神、その独り子イエス・キリスト、そして聖霊なる神です。
この父、子、聖霊なる神は、 交わりにおいて一つである三位一体の神です。
ヨハネの福音書の冒頭で、 イエス・キリストは 「ことば」、 「父のみもとから来られたひとり子」、 「父のふところにおられるひとり子の神」 と呼ばれています。
ここには、以下のような集中構造によって強調された中心メッセージがあります。 それは、「イエス・キリストを神のひとり子として信じ受け入れた者は、 神によって新生して、神の子どもとされる!」 という素晴らしい福音のメッセージです。
A 1章1−5節
父とともにおられたひとり子の神 ことば(ロゴス)なるイエス・キリスト 永遠の先在者、神、すべてのものの創造者、いのち、人の光
B 1章6ー8節
バプテスマのヨハネの使命 (まことの光を反射して指し示す鏡のような存在)
C 1章9節
世に来られることば (すべての人を照らすまことの光として)
D 1章10−13節
イエス・キリストと世の関係 キリストを受け入れなかった民と受け入れた人々 キリストを受け入れた人々に対する神の約束
しかし、この方(イエス・キリスト)を受け入れた人々、すなわち、その名(イエス・キリスト)を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。
C' 1章14節
世に来られたことば ことばなる神の受肉と栄光、恵みとまこと 父のみもとから肉体を持った人間として世に来られたひとり子
B' 1章15節
バプテスマのヨハネの証言
A' 1章16−18節
父のふところにおられるひとり子の神、 ことばなるイエス・キリストによる神の自己啓示 キリストによる恵みとまことの実現
(野町)