話す祈りと聞く祈り

話す祈りと聞く祈り

会話が「話すこと」と「聞くこと」によって成り立つように、祈りにも「話す祈り」と「聞く祈り」があります。聖書は、「話す祈り」よりも「聞く祈り」の方が大切であることを覚えています。

伝道者の書5:1-2には、

『神の宮へ行くときは、自分の足に気をつけよ。近寄って聞くことは、愚かな者がいけにえをささげるのにまさる。神の前では、軽々しく、心あせってことばを出すな。神は天におられ、あなたは地にいるからだ。…』

と語られています。

イザヤ書48:17-18には、

『あなたを贖う主、イスラエルの聖なる方はこう仰せられる。「わたしは、あなたの神、主である。わたしは、あなたに益になることを教え、あなたの歩むべき道にあなたを導く。あなたがわたしの命令に耳を傾けさえすれば、あなたのしあわせは川のように、あなたの正義は海の波のようになるであろうに。…』

と語られています。

主の祝福を受ける秘訣は、「日毎に御言葉に耳を傾けて聞く祈り」にあります。そして、その時にこそ、神に自らの自己中心な願いを聞いてもらうための熱心な祈りではなく、神が自分に対して願っておられるみこころに生きるための熱心な祈りを捧げることが可能となる。そんなことを覚えさせられています。

礼拝式における祝祷について

礼拝式における祝祷について

主の日(日曜日)ごとの礼拝式において、キリスト教会で行なわれていることは何でしょうか?

それは、一つ所(教会堂)に呼び集められた神の民(教会)が、御言葉(聖書)によって取り扱われ、自らのからだを、十字架の故に、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげること。そして、自らを委ねた復活の主の御手の中から、一人一人、それぞれの生活の場に、祝福の基として派遣される、散らされるということではないでしょうか。

祝祷は、もう一度散らされて、一人一人、それぞれの生活の場に、祝福の基として派遣される際になされます。

その時、牧師は何をしているのでしょうか?

その時、牧師は、三位一体の主の祝福が、散らされて派遣されていくお一人お一人の上に、豊かに限りなくありますようにと祈ります。牧師は祝祷において、派遣されるお一人一人の上に、祝福の祈りを捧げています。そしてそれは同時に、お一人お一人に対する派遣の宣言でもあります。

私たちは、祝福の基として世界に遣わされるために集められるのですから、礼拝式において、司会者、奏楽者、説教者、そしてすべて集められた礼拝の民が目指すべきことは、祝祷においてクライマックスを迎えると言っても過言ではないと私は考えています。

世界を変えるために派遣されるお一人お一人が聖霊に満たされ、上からの祝福に満ち満ちるようにと、祝祷の時牧師は祈っているのです。

上を向いて歩こう

上を向いて歩こう

夢の中へ with PENTAX K-7

夢の中へ

杉戸町周辺で子育て中の皆さん、ぜひ教会に遊びに来てください。杉戸キリスト教会はかつて杉戸愛児園という名前でキリスト教保育をしていました。杉戸キリスト教会は今も子ども(児童)を愛する教会です!

強風で折れた杉戸の杉

強風で折れた杉戸の杉

先日、強風が吹いた金曜日、杉戸キリスト教会横の杉の木が見事に折れてしまいました。人に当たらなくて幸いでした。
けれども、このことがあって、今週残っていた杉の木もすべて切り倒されてしまいました。

現代社会も、ますます風が強まっています。
北島三郎の年輪のように、下にしっかりと根を張り、試練に耐えて年輪を重ねていかなければ、倒される厳しい時代です。

礼拝メッセージ「オリーブの若葉 New Olive Leaf」

オリーブの若葉 New Olive Leaf

礼拝メッセージ「オリーブの若葉 New Olive Leaf」(クリックで聴けます)

聖書箇所:創世記8章1−14節

それからなお七日待って、再び鳩を箱舟から放った。鳩は夕方になって、彼のもとに帰って来た。すると見よ。むしり取ったばかりのオリーブの若葉がそのくちばしにあるではないか。それで、ノアは水が地から引いたのを知った。創世記8章10-11節

ノアのストーリーには、以下のような美しい文学的対称構造(集中構造)が見られます。

     H 箱舟に入るノア家族と生き物たち 7:13
    I 箱舟の戸を閉ざされた神     7:16
   J 大洪水             7:17
  K 増水によっておおわれた山々の頂 7:19
 L 150日間ふえ続けた水     7:24
M ノアたちを心に留めておられた神 8:1
 L’ 150日目に引き始めた水    8:3
  K’ 減水によって現れた山々の頂   8:5
   J’ かわいた地の面         8:13
    I’ 箱舟のおおいを除くノア     8:13
     H’ 箱舟を出るノア家族と生き物たち 8:18

集中構造の中心、まさに分水嶺は、以下に記す8章1節です。

『神は、ノアと、箱舟の中に彼といっしょにいたすべての獣や、すべての家畜とを心に留めておられた。それで、神が地の上に風を吹き過ぎさせると、水は引き始めた。』

峠を越えているのに、ノアたちはオリーブの若葉をなかなか見ることができませんでした。同様に、すぐに答えを見ることができなくても、すでに私たちの祈りは、神に聞き届けられています。問題は峠を越え、神によって解決に向かっているのです。

オリーブの若葉 New Olive Leaf

オリーブの若葉 New Olive Leaf

礼拝式のご案内

日時:2011年 2月20日(日)第3主日礼拝式
   ★第一礼拝・・・・・・・午前10時半~12時 
   ★第二礼拝・・・・・・・午後8時~9時
    聖書箇所:創世記8章1節-14節
    説教題:「オリーブの若葉 New Olive Leaf」
    説教:野町真理(日本同盟基督教団・杉戸キリスト教会牧師)

   ★スマイルキッズ(幼児から小学生向け)・・・・午前9時~
   ★Jesus Junior(中高生から青年向け)・午後3時~

どなたでもお集いください。初めての方も大歓迎です。

uiyyeyyeunaith.jpg

日本で最初のプロテスタント教会(横浜海岸教会)

日本で最初のプロテスタント教会(横浜海岸教会)

横浜(海岸教会)→和戸教会→杉戸教会→粕壁教会(現春日部)・・・。戦前の埼玉県宮代町及び杉戸町地域への福音宣教の歴史は、この横浜海岸教会から始まっています。