矢内原忠雄の言葉

今日高崎福音キリスト教会で持たれた関東宣教区の教師会にて、山口陽一先生が次のような矢内原忠雄の言葉を紹介してくださいました。
今日の関東宣教区教師会にて

思うに日本思想の精髄はその国家観念にあるであろう。ここに日本思想の最美点があるであろう。しかも最美点のある処、最大の罪悪もまた伴うのである。
日本的キリスト教は世界に比なきこの国家思想を保存完成すると共に、反動としての国家主義に対し具体的に抵抗するものでなければならない。
個人についての利欲と虚偽は悪思想であるとすれば、国家的利欲および国家的虚偽はまた極めて悪思想なりと言わねばならない。しかも利欲の正義的仮装は罪の極致である。
たといそれが国家的利欲であるとしても罪の罪たることは変りはない。もし日本的キリスト教が日本特有の国家思想を保存完成すべきものとせば、かくのごとき利欲虚偽の国家思想をば極力排斥するものでなければならない。

矢内原忠雄 悲哀の人(内村先生第三周年記念講演会)より
日本の説教11 矢内原忠雄

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