礼拝メッセージ「亡国のトランペット」

礼拝メッセージ「亡国のトランペット」(クリックで聴けます)

聖書箇所:ヨハネの黙示録8章1ー13節

第一の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、血の混じった雹と火とが現れ、地上に投げられた。そして地上の三分の一が焼け、木の三分の一も焼け、青草が全部焼けてしまった。黙示録8章7節

小羊主イエスが第7の封印を解いたとき、嵐の前の静けさがあり、7人の御使いたちによって、ラッパ(トランペット)が順番に鳴り響きます。それは、以下のような大災害を地上の諸国にもたらす、亡国のトランペットでした。

第一トランペット:陸地の緑が1/3焼失する。

第二トランペット:海と舟の1/3が失われる。

第三トランペット:川と水源の1/3が苦くなり、多くの人が死ぬ。

第四トランペット:天体(太陽、月、星)の1/3が暗くなる。

神の厳しさを覚える箇所ですが、なお緑の2/3、海と舟の2/3、川と水源の2/3、天体(太陽、月、星)の2/3は残されています。ここに神のあわれみを見ることができます。なぜなら神はいきなり決定的な裁きをなさらず、早くから度々警告と悔い改めの機会を備えてくださるからです。

「きょう、もし御声を聞くならば、御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにしてはならない。」(ヘブル3章15節)

礼拝メッセージ「国家的悔い改め」

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聖書箇所:ヨナ3章

そこで、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者から低い者まで荒布を着た。このことがニネベの王の耳に入ると、彼は王座から立って、王服を脱ぎ、荒布をまとい、灰の中にすわった。王と大臣たちの命令によって、次のような布告がニネベに出された。「人も、獣も、牛も、羊もみな、何も味わってはならない。草をはんだり、水を飲んだりしてはならない。人も、家畜も、荒布を身にまとい、ひたすら神にお願いし、おのおの悪の道と、暴虐な行いから立ち返れ。もしかすると、神が思い直してあわれみ、その燃える怒りをおさめ、私たちは滅びないですむかもしれない。」ヨナ書3章5−9節

恵み深い主から、再びチャンスを与えられた預言者ヨナは、ニネベに行って主のことばを伝えました。そのとき津波のような衝撃が起こり、上記のような、「国家的悔い改め」が起こりました。

イエス・キリストは、以下のようにニネベの人々の悔い改めに太鼓判を押しておられます。

「ニネベの人々が、さばきのときに、今の時代の人々とともに立って、この人々を罪に定めます。なぜなら、ニネベの人々はヨナの説教で悔い改めたからです。しかし、見なさい。ここにヨナよりもまさった者がいるのです。(マタイ福音書12章41節)」

聖書が語る「悔い改め」とは、向きを変えることです。それは、神に背を向けて生きることを止め、神の方に方向転換をし、神に向かって生きることを意味します。主なる神はあわれみ深い方ですから、向きを変える私たちを、大喜びで迎えてくださいます。