牧師の心のケアについて

休日もずっと職場に居続ける社会人を想像して見てほしい。遠からずその人は些細なことで苛立ち、心身共に疲労困憊し、病んでしまうだろう。

牧師館と教会堂が一体化しているような奉仕生活をしている人の場合、休日に努めて外出することによって、心身共にリフレッシュすることができる。良い奉仕をするためには、定期的に遣わされた場と奉仕を離れて休む必要がある。

牧師は休みをとって遊ばなければ、決して良い働きを継続することはできない。仕事中毒からは本当に良い奉仕、豊かに残る実を結ぶクリエイティブな奉仕は生まれない。

by のまちゃん牧師

牧師が意訳したSteve Jobsの言葉

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.
あなたに与えられている時間(この地上の人生)には限りがあるんだ。だからあなたの人生を生きることによって、貴重な時間を無駄にしないでほしい。

Don’t be trapped by dogma — which is living with the results of other people’s thinking.
他人が無責任に導き出した結論なんかに、絶対縛られないでほしい。

Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice.
「あなたの内に語りかけるゴーストのささやき」をかき消してしまう他人の雑音なんか無視すればいい。

And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
一番大切なことは、あなたの心(ハート)と直感(ゴーストのささやき)に勇気を持って聴き従うことだ。

They somehow already know what you truly want to become.
内なるささやきは、あなたが本当に願っていることを誰よりもよく知っているからね。

Everything else is secondary.
本当に優先すべきことが第一で、ほかのすべては二の次だよ。

by のまちゃん牧師

Interactive Education インタラクティブ・エデュケーション

親は子どもによって育てられる。
教師は生徒によって育てられる。
医師や看護師は患者によって育てられる。
政治家は国民によって育てられる。
ビジネスマンは顧客によって育てられる。
夫は妻によって育てられる。
牧師は信徒によって育てられる。

礼拝メッセージ「だれにも数えきれない人々」

礼拝メッセージ「だれにも数えきれない人々」(クリックで聴けます)

聖書箇所:ヨハネの黙示録7章1ー17節

その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた。彼らは、大声で叫んで言った。「救いは、御座にある私たちの神にあり、小羊にある。」黙示録7章9-10節

日本のようにキリスト者が少数派である国の人たちは、閉塞感に囚われてこう言うかもしれません。「天国には少ない人たちしかいない。天国はとても寂しい場所だ」と。

けれども聖書は、今どんなに教会に集う人たちが少なくても、最終的には世界中のあらゆる国民から、だれにも数えきれない人々が天国に招き入れられている素晴らしい未来を啓示しています。

だれにも数えきれない人々。それは「さあ天を見上げなさい。星を数えることができるならそれを数えなさい。あなたの子孫はこのようになる」と約束されている神のビジョンではないでしょうか。

★「普通の人にイエス・キリストの福音を届け、星の数ほどの人たちと一緒に天国に行く」

これがキリスト教会に呼び集められた私たちに、主なる神が与えてくださっているワクワクするビジョンです。

東日本大震災が起こってからちょうど4ヶ月

東日本大震災が起こってから、ちょうど4ヶ月が経った。

今日持たれた教師会の中で、既存のキリスト教会が牧師を招聘する際に、「即戦力」を求める傾向が強くなっているということが話題の中で語られた。

「即戦力」、つまり訓練や準備をしなくてもすぐに使える戦力。実はこの言葉こそ、3月11日に起こった東日本大震災が明らかにした、この国の問題の本質を、見事に言い当てた言葉ではないかと私は思う。

学校の教職員、会社の社員、国会の議員、病院の医師や看護士、福祉施設の介護士、そしてキリスト教会の教職者。

いかなる職業においても、即戦力を第一とした人材育成が行われる時、互いの未熟さの故に、必要以上の失敗、ミス、トラブルが多発し、大きな人災に至る。

しかし熟練した働き人であるならだれでも、数えきれないほど多くの失敗を犯し、多くの方々に多大な迷惑をかけ、多くの方々に本当にお世話になり、長い時間をかけてじっくりと育てられてきたはずだ。

かつてお山の大将であった荒削りの岩は、大河の流れの中で、ゆったりとした時間の中で、上流から中流、中流から下流へと下り、そして丸いきれいな石に変えられるのだ。

あなたもそのようにして育てられたからこそ今のあなたがあるはず。

これ以上、必要以上の被害者を出さないために、「即戦力」という言葉の持つ魅力にだまされないでほしい。

そしてあなたが受けてきたそのように、忍耐と寛容と親切をもって、後輩を、次世代の人材を、決して見捨てずに、すぐに見切らずに、暖かく育てることに携わっていだきたい。

生意気言います 森川昌芳師 国外宣教1998年9月号より

生意気言います 森川昌芳師 国外宣教1998年9月号より

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