礼拝メッセージ「わたしがともにいる」

礼拝メッセージ「わたしがともにいる」

聖書箇所:使徒の働き18章1-17節

ある夜、主は幻によってパウロに、「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるのだ。だれもあなたを襲って、危害を加える者はない。この町には、わたしの民がたくさんいるから。」と言われた。使徒18章9-10節

「聖書の中に出てくる人たちはみな、強くて揺るぎない信仰を持った立派な人たちである」という思い違いを、多くの人がしています。

けれども、聖書を丁寧に読むと、強い信仰者というイメージの強い使徒パウロでさえも、時に困り果て、時に恐れを抱き、意気消沈した普通の人間であることを知ることができます。

上記のみことばは主なる神が、パウロに語りかけた内容です。

「恐れないで!わたしがあなたとともにいる!」と語る必要があったのは、パウロが恐れと孤独感に支配されていたからでしょう。

「語り続けなさい!黙ってはいけない!この町には、わたしの民がたくさんいるから!」と語る必要があったのは、パウロが身の危険を感じるほどの激しい迫害と反発に直面し、「この町には救われる人がもういない。だからこの町で福音宣教をするのは止めよう。語っても無駄だ。」と考えていたからに他ならないでしょう。

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