NEW! 2004年 5月16日
豊橋ホサナキリスト教会・住吉チャペル
主日(花の日)礼拝式メッセージ
(野町 真理)

教会の働きN
「約束の時満ちて」

聖書個所:使徒の働き7:17−37

7:17 神がアブラハムにお立てになった約束の時が近づくにしたがって、民はエジプトの中にふえ広がり、
7:18 ヨセフのことを知らない別の王がエジプトの王位につくときまで続きました。
7:19 この王は、私たちの同胞に対して策略を巡らし、私たちの先祖を苦しめて、幼子を捨てさせ、
   生かしておけないようにしました。

7:20 このようなときに、モーセが生まれたのです。彼は神の目にかなった、かわいらしい子で、
   三か月の間、父の家で育てられましたが、
7:21 ついに捨てられたのをパロの娘が拾い上げ、自分の子として育てたのです。
7:22 モーセはエジプト人のあらゆる学問を教え込まれ、ことばにもわざにも力がありました。

7:23 四十歳になったころ、モーセはその兄弟であるイスラエル人を、顧みる心を起こしました。
7:24 そして、同胞のひとりが虐待されているのを見て、その人をかばい、
   エジプト人を打ち倒して、乱暴されているその人の仕返しをしました。
7:25 彼は、自分の手によって神が兄弟たちに救いを与えようとしておられることを、
   みなが理解してくれるものと思っていましたが、彼らは理解しませんでした。
7:26 翌日彼は、兄弟たちが争っているところに現われ、和解させようとして、
   『あなたがたは、兄弟なのだ。それなのにどうしてお互いに傷つけ合っているのか。』と言いました。
7:27 すると、隣人を傷つけていた者が、モーセを押しのけてこう言いました。
   『だれがあなたを、私たちの支配者や裁判官にしたのか。
7:28 きのうエジプト人を殺したように、私も殺す気か。』
7:29 このことばを聞いたモーセは、逃げてミデアンの地に身を寄せ、そこで男の子ふたりをもうけました。

7:30 四十年たったとき、御使いが、モーセに、シナイ山の荒野で柴の燃える炎の中に現われました。
7:31 その光景を見たモーセは驚いて、それをよく見ようとして近寄ったとき、主の御声が聞こえました。
7:32 『わたしはあなたの先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である。』
   そこで、モーセは震え上がり、見定める勇気もなくなりました。
7:33 すると、主は彼にこう言われたのです。
   『あなたの足のくつを脱ぎなさい。あなたの立っている所は聖なる地である。
7:34 わたしは、確かにエジプトにいるわたしの民の苦難を見、そのうめき声を聞いたので、
   彼らを救い出すために下って来た。さあ、行きなさい。わたしはあなたをエジプトに遣わそう。』

7:35 『だれがあなたを支配者や裁判官にしたのか。』と言って人々が拒んだこのモーセを、
   神は柴の中で彼に現われた御使いの手によって、支配者また解放者としてお遣わしになったのです。

7:36 この人が、彼らを導き出し、エジプトの地で、紅海で、また四十年間荒野で、
   不思議なわざとしるしを行ないました。
7:37 このモーセが、イスラエルの人々に、
   『神はあなたがたのために、私のようなひとりの預言者を、
   あなたがたの兄弟たちの中からお立てになる。』と言ったのです。

主題:約束の時満ちて、神が遣わされた者を人々が拒んだ理由は、彼らがかたくなであったからである。

導入:モーセと神とをけがすことばを語っているという偽証に対しての説教

前回は創世記11章から50章の内容。今回は出エジプト記の内容。特にモーセという人物にスポットをあてて。

本論:約束の時満ちて

アブラハムにお立てになった約束の時

7:6 また神は次のようなことを話されました。
  『彼の子孫は外国に移り住み、四百年間、奴隷にされ、虐待される。』
7:7 そして、こう言われました。『彼らを奴隷にする国民は、わたしがさばく。
  その後、彼らはのがれ出て、この所で、わたしを礼拝する。』

1、人々が拒んだモーセを、神は支配者また解放者としてお遣わしになった

モーセの前期40年−誕生から幼年期、青年期、壮年期

7:17 神がアブラハムにお立てになった約束の時が近づくにしたがって、民はエジプトの中にふえ広がり、
7:18 ヨセフのことを知らない別の王がエジプトの王位につくときまで続きました。
7:19 この王は、私たちの同胞に対して策略を巡らし、私たちの先祖を苦しめて、幼子を捨てさせ、
   生かしておけないようにしました。
7:20 このようなときに、モーセが生まれたのです。彼は神の目にかなった、かわいらしい子で、
   三か月の間、父の家で育てられましたが、
7:21 ついに捨てられたのをパロの娘が拾い上げ、自分の子として育てたのです。
7:22 モーセはエジプト人のあらゆる学問を教え込まれ、ことばにもわざにも力がありました。

モーセの中期40年−壮年期から熟年期へと

7:23 四十歳になったころ、モーセはその兄弟であるイスラエル人を、顧みる心を起こしました。
7:24 そして、同胞のひとりが虐待されているのを見て、その人をかばい、
   エジプト人を打ち倒して、乱暴されているその人の仕返しをしました。
7:25 彼は、自分の手によって神が兄弟たちに救いを与えようとしておられることを、
   みなが理解してくれるものと思っていましたが、彼らは理解しませんでした。
7:26 翌日彼は、兄弟たちが争っているところに現われ、和解させようとして、
   『あなたがたは、兄弟なのだ。それなのにどうしてお互いに傷つけ合っているのか。』と言いました。
7:27 すると、隣人を傷つけていた者が、モーセを押しのけてこう言いました。
   『だれがあなたを、私たちの支配者や裁判官にしたのか。
7:28 きのうエジプト人を殺したように、私も殺す気か。』
7:29 このことばを聞いたモーセは、逃げてミデアンの地に身を寄せ、そこで男の子ふたりをもうけました。

モーセの後期40年−熟年期

7:30 四十年たったとき、御使いが、モーセに、シナイ山の荒野で柴の燃える炎の中に現われました。
7:31 その光景を見たモーセは驚いて、それをよく見ようとして近寄ったとき、主の御声が聞こえました。
7:32 『わたしはあなたの先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である。』
   そこで、モーセは震え上がり、見定める勇気もなくなりました。
7:33 すると、主は彼にこう言われたのです。
   『あなたの足のくつを脱ぎなさい。あなたの立っている所は聖なる地である。
7:34 わたしは、確かにエジプトにいるわたしの民の苦難を見、そのうめき声を聞いたので、
   彼らを救い出すために下って来た。さあ、行きなさい。わたしはあなたをエジプトに遣わそう。』

7:35 『だれがあなたを支配者や裁判官にしたのか。』と言って人々が拒んだこのモーセを、
   神は柴の中で彼に現われた御使いの手によって、支配者また解放者としてお遣わしになったのです。

7:36 この人が、彼らを導き出し、エジプトの地で、紅海で、また四十年間荒野で、
   不思議なわざとしるしを行ないました。

 約束の時満ちて、神は、人々が拒んだモーセを、支配者また解放者としてお遣わしになった

2、人々が拒んだ主イエスを、神は支配者また解放者としてお遣わしになった

このモーセが、イスラエルの人々に、『神はあなたがたのために、私(モーセ)のようなひとりの預言者を、あなたがたの兄弟たちの中からお立てになる。』と言ったのです。使徒7:37

モーセのような預言者は、もう再びイスラエルには起こらなかった。
彼を主は、顔と顔とを合わせて選び出された。申命記34:10

 約束の時満ちて与えられた救い主(メシア、キリスト)、主イエス・キリスト。大預言者・王の王・大祭司

結論:約束の時満ちて、神が遣わされた者を人々が拒んだ理由は、彼らがかたくなであったからである。

適用:

1、私たちは、心をかたくなにしてはならない。

3:7 ですから、聖霊が言われるとおりです。「きょう、もし御声を聞くならば、
3:8 荒野での試みの日に御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにしてはならない
3:9 あなたがたの先祖たちは、そこでわたしを試みて証拠を求め、四十年の間、わたしのわざを見た。
3:10 だから、わたしはその時代を憤って言った。彼らは常に心が迷い、わたしの道を悟らなかった。
3:11 わたしは、怒りをもって誓ったように、決して彼らをわたしの安息にはいらせない。」
3:12 兄弟たち。あなたがたの中では、
   だれも悪い不信仰の心になって生ける神から離れる者がないように気をつけなさい。
3:13 「きょう。」と言われている間に、日々互いに励まし合って、
   だれも罪に惑わされてかたくなにならないようにしなさい。
3:14 もし最初の確信を終わりまでしっかり保ちさえすれば、私たちは、キリストにあずかる者となるのです。
3:15 「きょう、もし御声を聞くならば、御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにしてはならない。」
   と言われているからです。
3:16 聞いていながら、御怒りを引き起こしたのはだれでしたか。
   モーセに率いられてエジプトを出た人々の全部ではありませんか。
3:17 神は四十年の間だれを怒っておられたのですか。
   罪を犯した人々、しかばねを荒野にさらした、あの人たちをではありませんか。
3:18 また、わたしの安息にはいらせないと神が誓われたのは、
   ほかでもない、従おうとしなかった人たちのことではありませんか。
3:19 それゆえ、彼らが安息にはいれなかったのは、不信仰のためであったことがわかります。

2、私たちは、信仰によって、聞いたみことばを自分に結びつけて(適用して)、歩まなければならない。

4:1 こういうわけで、神の安息にはいるための約束はまだ残っているのですから、
  あなたがたのうちのひとりでも、万が一にもこれにはいれないようなことのないように、
  私たちは恐れる心を持とうではありませんか。
4:2 福音を説き聞かされていることは、私たちも彼らと同じなのです。
  ところが、その聞いたみことばも、彼らには益になりませんでした
  みことばが、それを聞いた人たちに、信仰によって、結びつけられなかったからです。
  (ヘブル4:1−2)

11:24 信仰によって、モーセは成人したとき、パロの娘の子と呼ばれることを拒み、
11:25 はかない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取りました
11:26 彼は、キリストのゆえに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる大きな富と思いました。
    彼は報いとして与えられるものから目を離さなかったのです。

11:27 信仰によって、彼は、王の怒りを恐れないで、エジプトを立ち去りました
    目に見えない方を見るようにして、忍び通したからです。

11:28 信仰によって、初子を滅ぼす者が彼らに触れることのないように、
    彼は過越と血の注ぎとを行ないました

11:29 信仰によって、彼らは、かわいた陸地を行くのと同様に紅海を渡りました
    エジプト人は、同じようにしようとしましたが、のみこまれてしまいました。
    (ヘブル11:24−29)

祈り:


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野町 真理